こんにちは。ずまずまです。
今回は、2021年の「セントポーリア賞(1勝クラス)」を勝利した「グレートマジシャン」についてまとめていきます。
ハイレベル世代の代表格として重賞やG1戦線で活躍し、今後の活躍が期待されるグレートマジシャン。果たして、今後どのようなローテを歩むのでしょうか。この記事では、その点にも触れて考察していきます。
ずまずまが提供する「次走報」では、情報を「正確」、且つ「的確」に、「分かりやすく」お届けしますので、是非ご覧ください。
以下が目次です↓↓
グレートマジシャン次走情報

グレートマジシャンの次走は現在、「2022年7月30日」に「新潟競馬場1800m」で行われる「関越ステークス(OP)」に出走を予定しています。
前走昨年5月に行われた「東京優駿(G1)」では、”エフフォーリア”や”シャフリヤール”などと言った、同世代の並みいる強豪が集まる中3番人気に支持されたものの、4着。G1初制覇とはなりませんでした。
レース後騎手コメント↓↓(戸崎圭太騎手)
ゲート裏までテンションが高かったです。もう少し落ち着いてくれると良かったんですが・・・。それでも最後までしっかりと伸びてくれて、力の証明はできたと思います
netkeiba 日本ダービーレース後コメント https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=188506
近況について

グレートマジシシャンは、2021年の「日本ダービー(G1)」4着後、「右前脚」に「種子骨靭帯炎症」が判明し、「ノーザンファーム天栄」にて休養。現状、長期離脱を余技無くされています。
グレートマジシシャンに襲った「種子骨靭帯炎症」とは↓↓
第1指骨と第3中手骨(管骨)をつなぐ部分を球節と呼ぶ。この部分には種子骨が存在し、指骨・中手骨と互いに接続しているが、このつなぎの部分に位置する靭帯が炎症を起こしたものを総称して繫靭帯炎と呼ぶ。球節にある種子骨の上部にある靭帯が炎症を起こすケースと、中手骨の下部にある靭帯が炎症を起こすケースがある。
Wikipedia 繋靭帯炎 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B9%8B%E9%9D%AD%E5%B8%AF%E7%82%8E
この「繋靭帯炎」は、競争馬においてかつて「不治の病」とされた「屈腱炎」と並ぶ、非常に重い病であり、競争生活において大きな支障をきたす可能性がある病として知られています。
この病が厄介な主な理由として↓↓
球節は走行中の競走馬が脚を着地した際の衝撃を緩和する役目を担っているので、この部分に炎症や骨折を発症するケースが多くなる。また一旦症状が回復したとしても、運動強度を上げると再発しやすい性質がある。
アスファルトのような硬い地面では問題ないがダートで問題が起きるという症例もあり、一概に「地面が硬いから発生する」というものではない
Wikipedia 繋靭帯炎 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B9%8B%E9%9D%AD%E5%B8%AF%E7%82%8E
この病気で引退した馬は過去多数存在し、「クラシック競争三冠」を達成し「皇帝」と呼ばれたG17勝馬”シンボリルドルフ”。「天皇賞春(G1)」連覇を達成した名ステイヤー”メジロマックイーン”。「日米オークス」制覇を成し遂げた名牝”シーザリオ”なども過去、「繋靭帯炎」によって引退を余儀なくされています。
一方、90年代「葦毛のアイドルホース」として活躍した名馬”メジロマックイーン”や、「クラシック競争三冠」を成し遂げたG15勝馬”コントレイル”などは、そこから復活し後にG1戦線で活躍していることも事実。
回復に非常に期間を費やす病ですが、グレートマジシシャンには復活し、活躍する姿をもう一度見せて欲しい所です。
プロフィールと馬名の意味

プロフィール
プロフィール | ||
---|---|---|
父 | ディープインパクト | |
母(母父) | ナイトマジック(Sholokhov) | |
馬主 | サンデーレーシング | |
調教師 | 宮田敬介(美浦) | |
生産者 | ノーザンファーム | |
主な勝ち鞍 | 21年セントポーリア賞(1勝クラス) | |
生年月日 | 2018年5月7日 | |
受賞歴 |
馬名の意味について
◆馬名の意味については、英語で「偉大なる魔術師」を意味します。
血統表

血統表 | ||
---|---|---|
Halo | ||
ディープインパクト | サンデーサイレンス | Wishing Well |
ウインドインハーヘア | Alzao | |
Burghclere | ||
Sadler`s Wells | ||
ナイトマジック | Sholokhov | La Meilleure |
Night Woman | Monsun | |
Noveka |
主な生じているクロス
Northern Dancer | 9.38% | 5×4 |
近3走プレイバック

2021年 セントポーリア賞(1勝クラス)(東京競馬場1800m良)
グレートマジシャンにとって、前走「新馬戦」を勝利後、約2か月の調整を経て参戦したレース。
人気では、戸崎騎手騎乗の”バジオウ”や、大野騎手騎乗の”イースタンワールド”などが居る中グレートマジシャンは、単勝2.0倍の1番人気に支持されます。
レースでは、3枠3番から後方2番手に付けて最後の直線、馬場の大外に持ち出されると、騎手の合図に反応して先団を追撃。残り2Fで先頭に並ぶと、更に加速し、2着に2、2分の1馬身差の快勝。デビューから2連勝を飾りました。
【動画】
レース映像はこちら
2021年 毎日杯(G3)(阪神競馬場1800m良)
グレートマジシャンにとって、前走「セントポーリア賞(G3)」を勝利後、約2か月の調整を経て参戦したレース。
人気では、川田騎手騎乗で兄にG1馬を持つ良血馬”シャフリヤール”や、福永騎手騎乗で同じく兄にG1馬を持つ良血馬”ルペルカーリア”などが居る中グレートマジシャンは、単勝1.9倍の1番人気に支持されます。
レースでは、7枠7番から後方l4番手に付けて最後の直線、大外に持ち出されると、鋭く反応。しかしながら、残り2Fで内目から抜け出してきた2番人気”シャフリヤール”と追い比べになると、ゴール直前クビ差差し切れずの2着。重賞初制覇とはなりませんでした。
【動画】
2021年 東京優駿(G1)(東京競馬場2400m良)
グレートマジシャンにとって、前走「毎日杯(G3)」2着後、約2か月の調整を経て参戦したレース。
人気では、横山武騎手騎乗で前走皐月賞を勝利した”エフフォーリア”や、ルメール騎手騎乗で牝馬ながら日本ダービーに参戦してきた”サトノレイナス”、福永騎手騎乗で前走競り合いを演じた”シャフリヤール”などが居る中グレートマジシャンは、単勝11.1倍の3番人気に支持されます。
レースでは、7枠13番から中段に控えて最後の直線、馬場の大外に持ち出されると、先団を追撃。しかしながら、残り1Fで加速が鈍ると、後続にも何頭か差されての4着。G1初制覇とはなりませんでした。
【動画】
まとめ

今回は、2021年の「セントポーリア賞(1勝クラス)」を勝利した「グレートマジシャン」についてまとめていきました。
日本ダービー後の怪我から復帰が待ち焦がれるグレートマジシャン。1日でも早い復帰を願い、また活躍する姿を見たい所です。
☆他の重賞予定馬次走情報↓↓





☆コラム
□サトノレイナス引退!引退理由や現役時の戦歴、今後についても

□クロノジェネシスG14勝で引退。次走報で届けた戦歴を振り返り。


□ラヴズオンリーユー引退で有終の美。次走報で届けた戦歴を振り返り。


□グランアレグリア引退で有終の美。次走報で届けた戦歴を振り返り。
