こんにちは。ずまずまです。
今回は、2022年に「NHKマイルC(G1)」を勝利した「ダノンスコーピオン」についてまとめていきます。
デビュー前から高い評価を受けてきた馬で、念願のG1を勝利したことからも、今後より一層の活躍が期待されるダノンスコーピオン。果たして、今後どのようなローテを歩むでしょうか。この記事では、その点にも触れて考察していきます。
ずまずまが提供する「次走報」では、情報を「正確」、且つ「的確」に、「分かりやすく」お届けしますので、是非ご覧ください。
以下が目次です↓↓
ダノンスコーピオン次走情報

ダノンスコーピオンの次走は現在、未定となっています。
前走、「NHKマイルC(G1)」では、”セリフォス”や”インダストリア”、”マテンロウオリオン”など同世代屈指のマイル巧者が多数集まった中、4番人気に支持されて、見事勝利。G1初制覇を飾りました。
レース後騎手コメント↓↓(川田将雅騎手)
たくさんのお客さんの前で、久しぶりにこういう気持ちの良い時間を過ごさせていただきました。
差は僅かで外の勢いがとても良かったですし、何とか凌いでくれと思いながらのゴールだったので、ゴールに入ってから勝った感触はありましたが、改めてターフビジョンを見てこの馬が映っていたので、勝ったことを確信しました。
返し馬はとても具合が良かったですし、今までで一番具合が良く、レースを迎えることができたと思います。なので自信を持って競馬に向かって、流れの中で対応しようと思っていました。とてもリズム良くバランス良く走れていたので、道中も問題なく走ってくれていたと思います。
共同通信杯があまりにも苦しい状態で使わざるを得なくなりましたし、その後立て直して、前回ある程度の状態で競馬を終えることができて、それが良い刺激となり、今回さらに良い状態で、期間は短かったですが、より良い状態でここに向かっていることを返し馬でも道中でも感じることができました。
元々ポテンシャルの高い馬なので、このNHKマイルCを目標にするのがデビューからの想いでしたし、そこをきっちりと勝ち切れて本当にホッとしています。これだけ素晴らしい馬に乗せてもらっていますので、それが一番ありがたく思います。何よりこの馬自身がGI馬になれたことにとてもホッとしています
netkeiba NHKマイルCレース後コメント https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=202902
プロフィールと馬名の意味

プロフィール
プロフィール | ||
---|---|---|
父 | ロードカナロア | |
母(母父) | レキシールー(Siigo Bay) | |
馬主 | ダノックス | |
調教師 | 安田隆行(栗東) | |
生産者 | ケイアイファーム | |
中央獲得賞金 | 4229万円 | |
主な勝ち鞍 | 21年萩S(L) | |
生年月日 | 2019年2月22日 | |
馬名の意味 | 冠名+サソリ | |
受賞歴 |
馬名の意味について
◆馬名の意味は、持ち主である「ダノックス」の冠名「ダノン」の文字に、英語で「サソリ」を意味する「スコーピオン」が由来となっています。
血統表

血統表 | ||
---|---|---|
Kingmambo | ||
ロードカナロア | キングカメハメハ | マンファス |
レディブロッサム | Storm Cat | |
サラトガデュー | ||
Sadller`s Wells | ||
レキシールー | Sigo Bay | Angel Son |
Oneexcessivenite | In Excess | |
Favored One |
主な生じているクロス
Northern dancer | 9.38% | 5×4 |
競争成績一覧

2021年 新馬戦 (阪神競馬場1600m稍重)
ダノンスコーピオンにとって、デビュー戦となったレース。
人気では、福永騎手騎乗の”コナブラック”や藤岡康騎手騎乗の”ルージュラテール”などが居る中ダノンスコーピオンは、単勝1.3倍の1番人気に支持されます。
レースでは、7枠7番から後方2番手に付けて最後の直線、馬場の真ん中に持ち出されると、先団を追撃。そのまま粘り強く脚を伸ばし続け、ゴール直前で先行していた3番人気”ルージュラテール”を捉えると、クビ差交わして勝利。デビュー戦を見事勝利で飾りました。
【動画】
レース映像はこちら
2021年 萩ステークス(L)(阪神競馬場1800m良)
ダノンスコーピオンにとって、前走「新馬戦」を勝利後、約4か月の休養を経て参戦したレース。
人気では、岩田望騎手騎乗の”キラーアビリティ”、池添騎手騎乗の”タガノエスコート”などが居る中ダノンスコーピオンは、単勝3.0倍の2番人気に支持されます。
レースでは、5枠5番から後方3番手に付けて最後の直線、馬場の大外に持ち出されると、先行勢を追撃。残り2Fで1番人気”キラーアビリティ”と共に馬郡から抜け出すと、”キラーアビリティ”をクビ差交わして勝利。デビューから2連勝を飾りました。
【動画】
レース映像はこちら
2021年 朝日杯フューチュリティS(G1)(阪神競馬場1600m良)
ダノンスコーピオンにとって、前走「萩ステークス(L)」を勝利後、約2か月の調整を経て参戦したレース。
人気では、当時世代トップの重賞2勝馬だったCデムーロ騎手騎乗の”セリフォス”や、同じく重賞勝ち馬でルメール騎手騎乗の”ジオグリフ”、デビューから2連勝で武豊騎手騎乗の”ドウデュース”などが居る中ダノンスコーピオンは、単勝9.7倍の4番人気に支持されます。
レースでは、4枠7番から中段に控えて最後の直線、馬場の真ん中に持ち出されると、先団を追撃。しかしながら、この馬自身しぶとく脚を伸ばしたものの、先に抜け出していた”ドウデュース”、”セリフォス”には及ばずの3着。G1初挑戦は悔しい結果となりました。
【動画】
3歳春

2022年 共同通信杯(G3)(東京競馬場1800m稍重)
ダノンスコーピオンにとって、前走「朝日杯FS(G1)」3着後、約2か月の調整を経て参戦したレース。
人気では、ルメール騎手騎乗で重賞勝ち馬の”ジオグリフ”や、田辺騎手騎乗の”アサヒ”、松山騎手騎乗で同馬主の期待馬”ダノンベルーガ”などが居る中ダノンスコーピオンは、単勝5.3倍の4番人気に支持されます。
レースでは、大外8枠11番から後方4番手に付けて最後の直線、馬場の外目に持ち出されたものの、先団について行けずジリ脚。その後も特に所無く、勝ち馬に大きく離されての7着。重賞初制覇とはなりませんでした。
【動画】
2022年 アーリントンC(G3)(阪神競馬場1600m良)
ダノンスコーピオンにとって、前走「共同通信杯(G3)」7着後、約2か月の調整を経て参戦したレース。
人気では、吉田隼人騎手騎乗の”ジュンブロッサム”や、岩田望騎手騎乗の”ディオ”、福永騎手騎乗の”トゥードジボン”などが居る中ダノンスコーピオンは、単勝2.5倍の1番人気に支持されます。
レースでは、5枠10番から中段に控えて最後の直線、馬場の真ん中に持ち出されると、鋭く反応して先団を追撃。直線半ばで馬場の外目に持ち出されると、先に抜け出していた7番人気”タイセイディバイン”をゴール直前で捉えて、見事勝利。重賞初制覇を飾りました。
【動画】
2022年 NHKマイルC(G1)(東京競馬場1600m良)
ダノンスコーピオンにとって、前走「アーリントンC(G3)」勝利後、連戦過程で参戦したレース。
人気では、福永騎手騎乗の重賞2勝馬”セリフォス”や、レーン騎手騎乗の”インダストリア”、横山典騎手騎乗の”マテンロウオリオン”などが居る中ダノンスコーピオンは、単勝7.1倍の4番人気に支持されます。
レースでは、大外8枠18番から中段に控えて最後の直線、馬場の真ん中に持ち出されると、反応して先団を追撃。残り2Fで一段とギアを上げて先団に並ぶと、交わして先頭に立ち、ゴール直前の3番人気”マテンロウオリオン”の追撃も交わして、見事勝利。G1初制覇を飾りました。
【動画】
まとめ

今回は、2022年に「NHKマイルC(G1)」を勝利した「ダノンスコーピオン」についてまとめていきました。
3歳で早くもG1を制したことからも、今後もG1タイトルを増やしていくことが期待されるダノンスコーピオン。果たして、今後の動向にも引き続き注目していきたい所です。
☆他の重賞予定馬次走情報↓↓





☆コラム



□クロノジェネシスG14勝で引退。次走報で届けた戦歴や今後についても

□コントレイル引退レースで有終の美。引退理由と戦歴を振り返り。
