こんにちは。ずまずまです。
今回は、日本調教馬として初めてアメリカの「BCシリーズ」を制覇の他、G14勝を挙げて引退した「ラヴズオンリーユー」についての情報をまとめていきたいと思います。
引退レースを見事に勝利し、有終の美を飾ったラヴズオンリーユー。果たして、今後どのような生活を送る予定なのでしょうか。その点についても触れて解説していきます。
以下が目次です↓↓
ラヴズオンリーユー引退

引退レースとなった「香港カップ(G1)」を見事に勝利し、G14勝目を挙げたラヴズオンリーユー。見事に有終の美を飾りました。
レース後、コメント↓↓(矢作調教師)
アメリカからアンカレッジ経由で香港に移動した時は少し調子が落ちてしまい正直心配したのですが、それを立て直した彼女自身とスタッフには尊敬の念しかありません。これで引退してしまうのは寂しいのですが、彼女の子どもを早く見たいという気持ちも大きいです。本当に素晴らしい馬と巡り合えて調教師として感激しています。多くの応援をいただきありがとうございました
JRA-VAN ver World 香港カップコメント https://world.jra-van.jp/race/hkir/2021/cup/comment/
ラヴズオンリーユーは今後、これまでの栄誉を称えられて「1月29日」に「東京競馬場」にて「引退式」が行われる予定となっています。
プロフィール
プロフィール | ||
---|---|---|
父 | ディープインパクト | |
母(母父) | ラヴズオンリーユー(Storm Cat) | |
馬主 | DMMドリームクラブ | |
調教師 | 矢作芳人(栗東) | |
生産者 | ノーザンファーム | |
中央獲得賞金 | 3億3874万円 | |
主な勝ち鞍 | 19年優駿牝馬(G1) | |
生年月日 | 2016年3月26日 | |
馬名の意味 | みんなへの愛をこめて | |
受賞歴 |
クラブ法人、「DMMドリームクラブ」の持ち馬なため、一口3.2万円、9932口で募集されました。
血統面を見ると4歳上の全兄に、「ドバイターフ(G1)」や「毎日王冠(G2)」で勝利した”リアルスティール”が居る血統背景と良血。
その良血もあって、ラヴズオンリーユー自身もデビュー前から高い評価を受け、1歳時の「セレクトセール」で1億6000万円で購入されています。
G14勝レースを振り返り

2019年優駿牝馬(オークス)(G1)(東京競馬場2400m良)
ラヴズオンリーユーにとって、G1初制覇となったレース。
このレースまでに、デビューから3連勝。勢いに乗って「優駿牝馬(オークス)」に挑んできたラヴズオンリーユーは人気でも、「桜花賞(G1)」3着の”クロノジェネシス”、前走「フラワーC(G3)」を圧勝した”コントラチェック”を従える、単勝4.0倍の1番人気に支持されます。
レースでは、7枠13番から中段に控えて最後の直線、馬場の真ん中に持ち出されると、残り2Fで加速。勢いにそのままに、ゴール直前で前方にいた”カレンブーケドール”をクビ差交わして勝利。レースレコードでの、G1初制覇となりました。
【動画】
2021年QE2世カップ(G1)(シャティン競馬場2000m良)
ラヴズオンリーユーにとってG12勝目となったレース。
人気では、前年の牝馬クラシック三冠馬”デアリングタクト”、G11勝馬の”グローリーヴェイズ”に続く、単勝5.5倍の3番人気で、上位人気日本馬独占となりました。
レースでは、馬番7番から中段に付けて最後の直線、馬場の外目を進むと、残り2Fでは早くも先頭。その後、追い込んできた1番人気”デアリングタクト”、2番人気”グローリーヴェイズ”の追撃を凌いで、1馬身差の快勝。G12勝目を挙げました。
【動画】
2021年BCフィリーメアターフ(G1)(アメリカデルマ―競馬場2200m)
ラヴズオンリーユーにとって、G13勝目を挙げたレース。
人気は、海外レースなので割愛。
レースでは、馬番8番から先団に控えて最後の直線、馬場の真ん中を進むと、馬郡に突っ込む形。残り100mで進路が開くと、鋭く脚を伸ばし前を捉え2分の1馬身差の勝利。G13勝目を挙げると共に、日本調教馬として「BCシリーズ」初制覇を成し遂げました。
【動画】
2021年 香港カップ(G1)(シャティン競馬場2000m良)
ラヴズオンリーユーにとっての引退レースであり、G14勝目を挙げたレース。
日本オッズの人気では、同年「大阪杯(G1)」を制した”レイパパレ”、重賞2勝を挙げている”ヒシイグアス”などが居る中、単勝1.8倍の1番人気に支持されます。
レースでは、馬番12番から先団に付けて最後の直線、馬場の内目に持ち出されると、先に抜け出した香港馬と”ヒシイグアス”を追う形。残り1Fで先頭に並ぶと、ゴール直前で競り勝ちクビ差の勝利。G14勝目を挙げると共に、見事に引退レースを勝利で飾りました。
【動画】
今後について

ラヴズオンリーユーは今後、生まれ故郷である「ノーザンファーム」にて繫殖入りが予定されています。
順調にいけば初子のデビューは、3年後の2025年が予定されています。今後のデビューが待ち遠しい所です。
まとめ

今回は、 日本調教馬として初めてアメリカの「BCシリーズ」を制覇の他、G14勝を挙げて引退した「ラヴズオンリーユー」についての情報をまとめていきました。
無敗で制した「オークス(G1)」から、苦難の時を経てG1連勝街道を歩んだラヴズオンリーユー。彼女がレースで見せた「負けん気」の強さは多くの人を魅了しました。繫殖牝馬へと舞台を移して今後、どのような産駒を輩出していくのか。今後も注目していきたい所です。
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