引退馬コラム

【引退馬コラム】コントレイル引退で有終の美。引退理由と戦歴を振り返り

引退馬コラム

こんにちは。ずまずまです。

今回は、史上3頭目の牡馬クラシック三冠馬でありG15勝を挙げて引退した「コントレイル」についてまとめていきます。

ラストランを見事勝利で飾り、多くの競馬ファンに感動を与えたコントレイル。果たして、今後どのような生活をしていくのでしょうか。その点についても、言及していきます。

以下が目次です。

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コントレイル引退

引退レースとなった「ジャパンC(G1)」を見事に勝利して、3歳時の「菊花賞(G1)」以来のG15勝目を挙げたコントレイル。見事にラストランで有終の美を飾りました。

レース後騎手(福永騎手)コメント↓↓(一部省略)

今日で終わりだと思うとこみ上げるものがありますが、本当に立派でした。立派な走りをしてくれました。今日は非常に良いポジションでレースが出来ましたし、あとは馬を信じる以外は何もしていないです。

今までの2年2カ月は夢のような時間でした。今までのジョッキー人生のすべてをあの馬に注ぎ込みましたし、それに応えてくれましたし、素晴らしい馬と巡り合えました。

コロナ禍の中生まれた三冠馬で、鬱屈とした世の中に光を差し込んでくれた馬だと思います。無観客の中、ダービーまでは行われましたが、最後は制限付きながらお客さんの前で雄姿を見せることができて、本当に心から良かったと思います。またこれから種牡馬としてさらに重要な役割を担わなければなりませんが、そこも含めて今後とも応援して頂ければと思います

netkeiba ジャパンCレース後コメント https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=196543

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プロフィール

プロフィール
ディープインパクト
母(母父)ロードクロサイト(Unbridled‘sSong)
馬主前田晋二
調教師矢作芳人(栗東)
生産者ノースヒルズ
中央獲得賞金8億3051万円
主な勝ち鞍20年東京優駿(G1)
生年月日2017年4月1日
馬名の意味飛行機雲
受賞歴JRA最優秀2歳牡馬(2019年)JRA最優秀3歳牡馬(2020年)

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G15勝レースを振り返り

2019年 ホープフルS(G1)(中山競馬場2000m良)

前走「東京スポーツ杯(G3)」をレコードで圧勝後、参戦したレース。

人気では、新馬戦から2連勝を決めた期待のハーツクライ産駒”ワーケア”。兄にG1馬を始め重賞馬が居る良血馬”ヴェルトライゼンデ”などが居る中、単勝2.0倍1番人気に支持されます。

レースでは、2枠2番から先団に付けて最後の直線、馬なりで内目を進むと、先頭を捉えて早め先頭。その後も後続を抑え切り、1、2分の1馬身差の快勝。見事に人気に応えてG1初制覇を飾りました。

【動画】

2020年 皐月賞(G1)(中山競馬場2000m良)

前年、無敗で2歳G1「ホープフルS(G1)」を制したコントレイル。その後、前哨戦を使うことなく直行で、牡馬クラシック最初のG1「皐月賞」に参戦。

人気面でも、同じく無敗で2歳G1「朝日杯」を制した、”サリオス”と人気を二分する形で単勝2.7倍の1番人気に支持されます。

レースでは、1枠1番から中段に控えて最後の直線、大外に持ち出されて、2番人気”サリオス”との叩き合いになりましたが、結果的に半馬身差交わした勝利。G12勝目を挙げると共に、2019年”サートゥルナーリア以来の史上7頭目の無敗の皐月賞馬に輝きました。

【動画】

2020年 東京優駿(日本ダービー)(G1)(東京競馬場2400m良)

前走、「皐月賞(G1)」を勝利し、無敗の皐月賞馬に輝いたコントレイルは、その後大山ヒルズで短期放牧を挟んで、3歳馬頂点を決めるG1「東京優駿(日本ダービー)」に参戦。

人気でも、皐月賞で接戦を演じた”サリオス”をオッズで離す単勝1.4倍で1番人気に支持されます。

レースでは、3枠5番から先団につけて最後の直線、馬場の真ん中に持ち出されると、鋭く伸びて早め先頭。そのまま、後続を突き放して3馬身差の完勝。G13勝目を挙げると共に、2005年自身の父”ディープインパクト”以来の史上4頭目の無敗の2冠馬に輝きました。

【動画】

2020年 菊花賞(G1)(京都競馬場3000m良)

前走、秋初戦「神戸新聞杯(G2)」を危なげなく勝利したコントレイルは、無敗の3冠と言う栄冠を賭けて長距離G1「菊花賞」に参戦。

人気では、現状の日本競馬では最高となる、単勝1.1倍の1番人気に支持されます。

レースでは、2枠3番から中段に控えて最後の直線、4番人気”アリストテレス”と並ぶ形で直線に入り、叩き合いの勝負に。それでも最後、クビ差抑え切り勝利。G14勝目を挙げると共に、自身の父”ディープインパクト”以来、史上3頭目の無敗の三冠馬の栄冠に輝きました。

【動画】

2021年 ジャパンC(G1)(東京競馬場2400m良)

前走、約6か月振りに参戦した「天皇賞秋(G1)」で2着後、調整を経て参戦したレース。

人気では、同年のダービー馬であり屈指の良血馬である”シャフリヤール”、コントレイルと同世代で前哨戦を圧勝した”オーソリティ”などが居る中、単勝1.6倍1番人気に支持されます。

レースでは、1枠2番から中段に控えて最後の直線、馬場の真ん中に持ち出されると、鋭く反応して先団を追撃。残り1Fで先に抜け出していた”オーソリティ”を捉えると、最終的には2着以下に2馬身差を付ける完勝G15勝目を挙げると共に、見事にラストランを勝利で飾りました

【動画】

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引退理由

なぜ、コントレイルが競争馬としては若い「4歳」と言う年齢で引退となったのか。その最大理由としては、自身の父であり、偉大なる競争馬だった「ディープインパクト」の「」が深く関係していると言えます。

ディープインパクト

プロフィール
サンデーサイレンス
母(母父)ウインドインハーヘア(Alzao)
馬主金子真人ホールディングス
調教師池江泰郎(栗東)
生産者ノーザンファーム
中央獲得賞金14億5445万円
主な勝ち鞍06年ジャパンC(G1)
生年月日2002年3月25日
馬名の意味強い衝撃
受賞歴JRA総合リーディングサイアー(2012-2015)
JRA顕彰馬選出(2014年)
JRA賞年度代表馬(2005,2006年)
JRA賞最優秀4歳牡馬(2006年)JRA最優秀3歳牡馬(2005年)

言わずと知れた三冠馬であり、種牡馬としても2012年から現在までリーディングサイアーを飾っている「ディープインパクト」。しかし、2019年7月に多大な影響力を持ちながら17歳で急逝しています。

日本のみならず、世界中で多数のG1馬を輩出していた種牡馬だっただけに、競馬界全体に激震が走りました。

そんな混迷が目に見えた中で誕生したのが、「ディープインパクト」産駒であり、父同様「無敗の三冠馬」に輝いたコントレイル

つまり、コントレイルは「ディープインパクト」の「正統後継者」として、1年でも早い種牡馬入りを望まれていたため、「4歳」と言う若さでの引退、種牡馬入りとなりました。

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今後について

コントレイルは今後、「社台スタリオンステーション」にて種付け料1200万円」で種牡馬入りすることが決定しています。

募集金額が、父「ディープインパクト」の種牡馬入りと同様なことからも、牧場関係者の期待値の高さが伺えます。

コントレイル、トレセン最後の姿↓↓

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まとめ

今回は、史上3頭目の牡馬クラシック三冠馬でありG15勝を挙げて引退した「コントレイル」についてまとめていきました。

種牡馬としても、父「ディープインパクト」と同様な活躍が期待されているコントレイル。果たして、どのような特徴を持った競争馬を輩出していくのか。今後も注目していきたい所です。

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