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【競馬格言】「夏は芦毛を買え」とは?言われる理由や好走を見せた馬について解説

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「夏は芦毛を買え」という言葉を耳にしたことはあるでしょうか。競馬ファンの間では夏になると話題に上がる格言のひとつですが、「なんとなく聞いたことはあるけど、根拠はあるの?」と感じている方も多いはずです。

本記事では、「夏は芦毛を買え」という格言がなぜ生まれたのか、夏競馬で印象的な走りを見せた芦毛馬たちをご紹介します。競馬の格言が気になる方はもちろん、その深い魅力に触れてみたいファンの方も必見の内容になりますので、ぜひご覧ください。

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「夏は芦毛を買え」とは?

「夏は芦毛を買え」とは、暑さが厳しい夏の競馬シーズンにおいて、芦毛(あしげ)の馬が好走しやすいという競馬界に伝わる格言のことです。

まず芦毛についてですが、白または灰色系の毛色を持つサラブレッドのことを指します。芦毛の馬は、生まれたときは黒や鹿毛など濃い色をしていることが多く、加齢とともに毛色が白くなっていくのが特徴です。この毛色が夏場のパフォーマンスと関係しているとして、古くから競馬ファンや関係者の間で語り継がれてきました。

主に7月〜8月の夏競馬シーズン、とりわけローカル開催での重賞やハンデ戦を中心に使われる格言で、「芦毛の馬を見かけたら夏競馬では要注目」という実戦的なヒントとして活用されています。


「夏は芦毛」と言われる理由について

なぜ夏競馬で芦毛馬が有利とされるようになったのでしょうか。ここでは、語られている理由を2つ解説します。

白い毛色が太陽光を反射しやすい

芦毛馬が「夏場に走る」と言われる理由のひとつとして、「白い毛は太陽の光をはね返すので、体温が上がりにくいから」という説が有名です。

確かに、黒や茶色の服は熱を吸い込んで暑くなり、白い服は涼しいと言われますよね。馬も同じで、黒鹿毛(くろかげ)や鹿毛(かげ)のような濃い毛色に比べると、白い芦毛は体に熱がこもりにくいと考えられています。

もちろん、夏の強さは馬の体質や毛の密度、その日の天気など、たくさんの理由が関係しています。そのため、この説は科学的に100%証明されたわけではなく、あくまで「昔からの経験上のヒント」と言えるでしょう。

ですが、実際のJRAのレースデータ(2022年7月)を見てみると、黒鹿毛(くろかげ)など黒っぽい毛色の馬の勝率が約6%だったのに対し、芦毛の馬は10.3%と高い数字を叩き出しているという一部データもあり、実際に「夏は芦毛を買え」という説が証明されている一面もあるようです。

順位・毛色 勝率 成績
1位 白毛 33.3% (3戦1勝)
2位 芦毛 10.3% (234戦24勝)
3位 鹿毛 8.3% (1,666戦139勝)
4位 栗毛 8.2% (711戦58勝)
5位 青鹿 6.18% (291戦18勝)
6位 黒鹿 6.15% (747戦46勝)
7位 青毛 4.8% (42戦2勝)
8位 栃栗 0.0% (5戦0勝)
【2022年7月(2日~24日)のJRA全レースを対象】
引用元:暑さと「毛色」に相関性あり!? 真夏に買える芦毛と消せる〇〇(GJ)

芦毛を持つ血統的背景との関係

芦毛という毛色は、親のどちらか一方が芦毛であれば子どもに伝わりやすい(優性遺伝)特徴を持っています。そのため、芦毛が多く生まれる血統の系統はある程度決まってくるのです。

日本の競馬界では、タマモクロスやビワハヤヒデでおなじみの「グレイソヴリン系」や、オグリキャップやクロフネなどの名馬を出した「ネイティブダンサー系」が特に有名といえるでしょう。

確かに、これらの血統からは夏場に目覚ましい活躍を見せた芦毛馬が多く生まれています。ただし、これらはあくまでその馬自身の体質や個性の影響が大きく、「夏競馬に強いかどうか」に毛色そのものは直接関係がない、というのが現実的な見方でしょう。

それでも、夏の強い日差しの中で芦毛馬が鮮やかに激走した記憶が、ファンの心に強く焼き付いて積み重なったからこそ、「夏は芦毛」という格言がここまで定着したのだと考えられます。


夏に好走を見せた芦毛馬たち

最後に、夏競馬で好走を見せた芦毛馬を3頭ご紹介します。以下をご覧ください。

ゴールドシップ(2011年・新馬戦)

まず1頭目は、G16勝をあげた名馬ゴールドシップです。後に「天皇賞春(G1)」や「宝塚記念(G1)」、「有馬記念(G1)といった国内でも特に主要なG1レースを勝利したゴールドシップですが、そのキャリアのスタートを飾ったのが2011年7月の函館・新馬戦でした。

デビュー戦ながら圧倒的な末脚で他馬を一蹴し、その才能の片鱗を示しました。夏の北海道の涼しい気候とはいえ、デビュー戦で見せた力強いパフォーマンスは多くの競馬関係者の目に留まったことでしょう。

その後のキャリアで見せた豪快なレーススタイルと、独特の気性で競馬ファンを魅了し続けたゴールドシップ。この芦毛の怪物が「夏」にキャリアをスタートさせたのは、まさに今へと続く伝説の第一歩だったと言えるでしょう。

筆者
筆者

今やウマ娘などのゲームの影響もあり、
“ゴルシ”の愛称で競馬ファン以外にもお馴染みのゴールドシップ。
現役時代は、圧倒的なスタミナを活かして、
第3コーナーから”まくる”っていう
とんでもないレースをするのが印象的でしたね!

ノームコア(2019年・札幌記念)

2頭目は、ノームコアです。2019年のヴィクトリアマイル(G1)などを制した馬ですが、夏の札幌の舞台でも実力を存分に発揮しました。

2020年の札幌記念は、後に「エリザベス女王杯(G1)」連覇を成し遂げるラッキーライラックなど実力馬が顔を揃えた一戦。その中でノームコアは、横山典弘騎手の巧みなエスコートのもと、直線で力強く抜け出し快勝。芦毛の白い馬体がゴール板を先頭で駆け抜ける姿は、「夏は芦毛」を象徴するシーンとしてファンの記憶に刻まれているのではないでしょうか。

ノームコアは、この勝利によって秋のG1戦線へと駒を進め、「香港C(G1)」も勝利し有終の美。夏の札幌でのレースが、その後のG1制覇への大きな足がかりとなりました。

筆者
筆者

ノームコアは個人的に紫苑Sの圧勝がすごく印象に残っている馬ですね〜。
2020年の札幌記念は、
馬もピーク下がっているのかな、、、
なんて思った中での復活勝利だったので嬉しかった思い出です。
これからは産駒の活躍にも期待したいところですね!

マリアエレーナ(2022年・小倉記念)

3頭目は、マリアエレーナです。2022年の「小倉記念(G3)」では、猛暑の続く真夏の小倉競馬場で鮮烈な勝利を収め、競馬ファンに大きなインパクトを残しました。

このレースでマリアエレーナは松山弘平騎手を背に、インコースの好位をロスなく追走。最後の直線で力強く抜け出すと、後続をぐんぐんと突き放し、レース史上最大着差となる「5馬身差」の圧勝劇を見せました。

夏のスピード決着を圧倒的なパフォーマンスでねじ伏せた内容は、圧巻の一言。酷暑を物ともしない快走は、「夏は芦毛を買え」の格言を証明するにふさわしい一頭と言えるでしょう。

筆者
筆者

当時追い切りの分析をしていて、
状態の上がり具合に驚いたんですよね!
そしてレースでは圧勝。馬券も的中させていただきました(笑)
個人的に夏の芦毛というと真っ先に思いつくのが
マリアエレーナの小倉記念っていうくらい記憶に残っています。


まとめ

今回の記事では、夏競馬の格言「夏は芦毛を買え」について、意味や背景、夏に好走を見せた代表的な芦毛馬たちをご紹介しました。

夏の馬券を組み立てる際には、出走表に芦毛の馬がいたらぜひ一度立ち止まってチェックしてみてください。パドックでひときわ目を引く白い馬体が、あなたに美味しい万馬券を運んできてくれるかもしれません。

猛暑の夏競馬、お気に入りの「夏の芦毛」を探して応援するのも、この季節ならではの最高の醍醐味と言えます!

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