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【競馬格言】「夏は格より調子」とは?言われる理由や象徴するレースついて解説

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「夏は格より調子」という言葉を耳にしたことはあるでしょうか。競馬ファンの間では夏になるとに語られる格言のひとつですが「聞いたことはあるけど、どういう意味なの?」と感じている方も多いはずです。

本記事では、「夏は格より調子」と言われるようになった理由やそれらを象徴するレースについて解説していきます。夏競馬の格言が気になっている方には必見の内容ですので、ぜひご覧ください。

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「夏は格より調子」とは?

「夏は格より調子」とは、暑さが厳しい夏の競馬シーズンにおいて、過去の実績や格(ランク)よりも、出走時点での馬の状態・調子を重視して馬券を買うべきという競馬界に伝わる格言のことです。

ここでいう「格」とは、重賞タイトルや獲得賞金、クラス格付けなど、その馬がこれまでに積み上げてきた実績のこと。主に7月〜8月の夏競馬シーズン、とりわけ函館・札幌・小倉・新潟といったローカル開催のレースでよく使われます。

通常の競馬では、実績上位の馬が強さの指標として信頼されることが多いですが、夏のシーズンには「パドックや直前の追い切りで状態の良い馬を狙え」という実戦的なヒントとして広く重宝されています。

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「夏は格より調子」と言われる理由について

なぜ、夏競馬では格よりも調子が重要とされるのでしょうか。ここでは主に言われている理由2つについて解説します。

夏は馬のコンディションが大きく変わりやすい

夏場は気温や湿度が高く、馬の体にとって非常に負担の大きい季節です。人間と同様に、馬も暑さで体力を消耗しやすく、それまで好成績を収めていた実績馬が夏の暑さで体調を崩し、本来の力を発揮できないケースが多く見られます

一方で、暑さに強い体質を持つ馬や、夏にかけて馬体が成長・充実してくる「上がり馬」にとっては、この季節が輝くタイミングです。実績が乏しくても、直前の追い切りで動きが上昇したり、パドックでの気配が良くなったりする馬が格上の馬を差し置いて激走するケースがあるため、「夏は格より調子」と言われています。

夏のローカル開催は実績馬が少ない

夏競馬の時期は、秋のG1シーズンを見据えて放牧や休養に入るトップホースが多くなります。そのため、夏のローカル開催には実績馬が手薄になりやすく、調子の良い馬が相対的に浮かび上がりやすい構図になります

実績だけを見ていると「この馬は弱い」と判断しがちな馬でも、直近の状態が良ければ十分に勝ち負けになることが多いため、「夏は格より調子」という格言が競馬ファンの中で言われるようになりました。

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「夏は格より調子」を象徴するレース2選

最後に、「夏は格より調子」を象徴するレースを2つご紹介します。いずれも、単勝1倍台の圧倒的1番人気に支持された「格」の高い馬たちが、「調子」の良い馬に足元をすくわれたレースです。

2016年 札幌記念(モーリス 1.6倍)

1つ目は、2016年の「札幌記念(G2)」です。この年の主役として単勝1.6倍の圧倒的な支持を集めたのが、モーリスでした。モーリスは、このレースまでに安田記念(G1)をはじめとしたG1レースを計4勝と、「格」という点では文句のつけようがない存在でしたが、結果は2着に沈む波乱の幕切れとなりました。

このレースを制したのは、5番人気に支持されたネオリアリズム。当時条件戦の勝利経験しかなかった中で、単勝1.6倍の圧倒的人気のモーリスを差し置いて快勝したネオリアリズムは、春から夏にかけて徐々に状態を上げていき、このレースで見事に実績以上の結果を残したのです。

モーリスはその後、天皇賞秋(G1)や香港カップ(G1)など数々のタイトルを積み上げ、最終的にはG1を計6勝を挙げましたが、この夏の札幌では「格」よりも「調子」が上回った典型例として語り継がれています。

筆者
筆者

当時のモーリスは、タイキシャトル以来のマイル王者として国内では絶対的な存在でしたよね。
初の2000m戦とはいえ、このレースも余裕で勝つのかな?と思っていただけに、まさかの2着に驚いた記憶があります!
とは言え、このレースを勝ったネオリアリズムが後にG1を勝ったりと、今思い返してみると、かなり豪華メンバーが揃っていましたね。

2024年 札幌記念(プログノーシス 1.3倍)

2つ目は、2024年の「札幌記念(G2)」。この年はプログノーシスが単勝1.3倍の圧倒的な人気に支持を集めていました。プログノーシスは、前の年に同レースを制した実績を持ち、他にも重賞タイトルを計3勝しG1タイトルも目前という「格」のある馬でしたが、結果はまさかの4着に沈みます。

このレースを制したのは、5番人気に支持されていたノースブリッジ。長期休養あけからなかなか勝ちきれないレースが続いていたものの、北海道に移動してから徐々に状態を上げ、見事1年ぶりの復活勝利を重賞制覇という最高の形で飾りました。

プログノーシスの他にも、2021年のダービー馬シャフリヤールが着外に沈んだこのレースは、夏競馬における「格より調子」の重要性示したレースとして、当時の競馬シーンでも話題となりました。

筆者
筆者

他にもこのレースは、ジオグリフやステラヴェローチェなど豪華メンバーが揃っていましたね。
僕は前年の札幌記念でプログノーシス単勝で取ってこの年も自信があったんですが、4角の手応え見て、「あれれ…」となった思い出があります笑


まとめ

今回の記事では、夏競馬の格言「夏は格より調子」について、言われるようになった理由意味や象徴するレースを2つをご紹介しました。

モーリスやプログノーシスといった圧倒的人気馬が足元をすくわれた事実は、夏競馬の難しさと奥深さを改めて教えてくれます。

夏の馬券を組み立てる際には、過去の実績だけに頼らず、パドックでの気配や直前の追い切り内容にもぜひ目を向けてみてください。

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